みんなーーーー!!!!! 映画観たよーーーー!!!!!
ZOMBIE TIDAL WAVEだよーーーーーーッッッッ!!!!!
あのシャークネードの監督が手掛ける最新作です。本国では2019年に公開されていたんですが、今年になってやっと日本上陸を果たしてくれた模様です。やったね。
そんなわけで感想を書こうと思うんですが、その前にネタバレにならない程度の範囲でよくありそうな疑問を並べておこうと思います。
①そもそもシャークネードとは?
今作の監督が手掛けていたB級サメ映画。
主演も今作と同様にアイアン・ジーリング。
サメは空からやって来るもの。
アホほど雑なCGと、回を増すごとに酷くなるぶっとび理論でバラバラになった家族を取り戻し、ついでにお茶の間を笑いの渦に巻き込み、更にそのついでに世界を救う話。
色んな有名作品をパロったりもしているB級おバカ映画ですが、それと同時にこの世に存在するのが奇跡のような絶妙なバランスで成り立っている不思議な神作。
洋画をよく見る人は分かるポイントがたくさんあると思う。
有料ですがアマプラで観れます。作業のお供などに観るのがちょうど良いので何かしながら観ると良いです。
- シャークネード(吹替版)
- シャークネード カテゴリー2(吹替版)
- シャークネード エクストリーム・ミッション(吹替版)
- シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ(字幕版)
- シャークネード ワールド・タイフーン(吹替版)
- シャークネード ラスト・チェーンソー(吹替版)
(4作目だけ字幕しかないのナンデ!?)
②で、今回はゾンビだけど…どうせあまり怖くないんでしょ?
びっくりシーンはほぼ無いと言っていいけど普通に血が噴き出るので普通にグロイです。グロいけどホラーではないという感じの微妙な塩梅です。
噛まれるシーンでは「アイテテテテテ」って思いながら観てました。
③2019年の作品のわりにレンタルでも見たことないけど?
最近レンタルが開始したばかりのようです。
動画配信サービスでもチラホラはじまった模様。気になる人は身近なサービスから観てみよう!
なお、劇場で観るのはかなり困難です(全国ロードショーしてないので…)。
他にもU-NEXTとか色々ある模様。
以下、ネタバレありの感想です。
ネタバレが来るぞー! みんな海へ逃げろー!(死)
色々と感じたことを率直に書いています。
何故かシャークネードのネタバレ(?)もあります。
(ネタバレっていったいどこからどこまでがバレになるんだろう……って実はよく分かってないんですけど念のためネタバレってことにしておきます………)
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どんな話なのか
ゾンビが海からやってくるのですったもんだの末に退治する話です。
真面目なパニック映画(真面目とは)
本作は良くも悪くも普通にサメ……じゃなくてゾンビパニック映画です。
いやもう……なんというか本当に普通に真面目にゾンビパニック映画作ってます。
なので「あのシャークネードの監督だ! ぶっとび展開だ!」と、シャークネード後半のぶっとび展開を希望して観ると肩透かしを食らう可能性があります。
この監督の初作は「ゾンビ・チャンネル(The Video Dead)」というゾンビホラー映画だったようなので、少し初心に返った感じなのかもしれませんね。
………あれ? でも待っておかしいな。
海からゾンビがやってくるってもう既にけっこうおかしいはずなんだけどな。
ゾンビめちゃくちゃ一所懸命泳いでるのシュールだしな。
めちゃくちゃ血が噴き出してたのに普通に生きてた人いたしな。
津波来たわりに水が引くの早いしな。
なぜか津波の直撃食らって生き延びてる人いるしな…………。
もしかしてだけど………シャークネードのせいで並大抵のことは「まあサメが空から降って来るならゾンビも海からやってくるやろ」というか、逆転して「むしろ海から来るのが普通」みたいな感覚にもなっちゃってるのかな。
つまりゾンビと津波は……王道って……コト…!?(違います)
でももし続きが出るなら、回を増すごとにハチャメチャになっていったシャークネードのようにどんどんぶっ飛んだ方向に行ったりするんですかね??? シャークネードも1作目は比較的真面目でしたしね。っていうかなんで私はぶっ飛んだ物語を率先して求めるようになっちゃったんですかね???
普通に良い人がいっぱい死んでまう(´;ω;`)
サメ映画の時はサメが雑CGだったこともあって悲壮感もへったくれもなかったんですが、ゾンビは普通に人が演じててしかも数人がかりで襲ってくるからさ……普通に可哀想なんだよ!!! 噛まれると人間でなくなってしまう残酷さよ。
サメに食われる方がマシなんて誰が想像しましたか???
お父さんと娘の別れのシーンは普通に号泣ものでしたよ……ウッあんなに辛いことってないよ……ウッウッ
CP固定過激派にはキツイ
シャークネードが「家族を取り戻す話」なら今作は「家族を手に入れる話」です。
今作にも主人公といい感じになるヒロインがいるわけですが………。
……そう。アイアン・ジーリングと言えばフィン。フィンと言えばエイプリル。エイプリルと言えばフィンというわけです。
なので今作のヒロインのフラグが立つたびに「誰よその女!?!?!??!?!?!!?」となるわけです(お前が誰だよ)。
シャークネードを観た人間にとってエイプリルは特別な女性ですからね。それはもう色んな意味で
主人公がアイアン・ジーリングであるが故に、観る側にとっては色んな葛藤が渦巻きます。
アクションシーンは爽快感抜群
敵に特攻する時にイケイケ音楽が流れるのにシャークネードの血を感じる。
今作はチェーンソーが出ないわけですが、その代わり打撃攻撃が多めに出ます。殴る!!! 蹴る!!!! 張り倒す!!!!!
前作同様、主要女性キャラが強いのが良い。強い女最高
アクションが良いのは素敵なこと。体術多めの今作のアクション、素直にかなり見所です。
視覚的に少し軽い気はするけどそれがテンポの良さに繋がっているというか。
特にヒロインの娘が槍のようなものを持って走り回ったり打撃食らわせたり蹴り入れたりするシーンめちゃかっこよかったです。そのシーンのために観る価値ある。引き締まった足、脚線美、そしてお尻最高。(お前は何を言ってるんですか?)
爆速エンドロール
シャークネードで観た「読ませる気のない爆速エンドロール」あります!!! じっくり読みたいなら円盤買えと言わんばかりのアレ!!!! 懐かしいもの見せてくれるじゃないですか!!!!!
エンドロールの曲は劇中歌が使われてるわけですが不思議と耳に残るメロディーでしたね。ゴーゴーゴーゴーシャクネドー(違います)
不思議と余韻が良い
なぜだろう。シャークネードにハマってしまった人間の宿命として、どうしてもシャークネードと比べてしまう。シャークネードを求めてしまう。シャークネード(後半)のようなパンチはないと感じてしまう。
それなのに……それなのに……不思議と満足している自分がいる………。
「やっぱり映画って良いなー!」と思いながら軽いステップになる自分がいる。
あまり難しいことを考えなくて済む内容なので、頭の中が良い感じにデトックスされたような感じになっているのでしょうか。
いや、なんだろうななんかもう本当に「やっぱり映画っていいなー!」という前向きな気持ちだけが残るって、え、どういうこと?? こんなのマルちゃん初めてで戸惑っています。こんなことがあるの????
まとめ
少しシャークネードの一作目を思わせるような「構成としては真面目だけどところどころ何かがおかしい、ジワジワ笑えるB級映画」感があって個人的には大満足でした。
なので、こういうのをポップコーンとかつまみながら気軽に観たいみたいな人にはかなりうってつけだと思います。
次回作とか出るのかなー。毎年のように映画を出していた監督が昨年は何も出してなくて、今年も特に音沙汰なさそうなので心配しています。新型コロナの影響………????
今回感想を書くにあたって調べていて気になった作品がいくつか出てきたので、その辺を視聴しつつ続報を待ちたいなと思います。
そんな感じで今回はこの辺で!!!! アデュー!!!!