こんにちは!!
あの!!
ブレワイ遂にクリアしました!!!!
2019年5月に買ったので……あれ!? まだ買って1年半しかやってない……!?
なんか2~3年プレイしてた気持ちでした。
素晴らしいゲームであることはもうすでに幾億もの人が語ってるわけですが、クリアしてみると本当にとんでもないゲームだったな……で思い出して感激しまくっててキリが無いので、一旦ブログに吐き出すことにしました。
というわけで長々とプレイの感想を語っていきます。
※エンディングまでのネタバレがねっとり含まれますのでご注意ください。※
(描いた落書きもエンディングのネタバレあるので続きに置いてます)
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いくつか項目に分けて感想述べます。
■ゲームプレイによる体験
ゲームをプレイして得られる「リンクの旅を体験している」と感じる、その体験の解像度がすごい。
リンクは100年前のハイラルの英雄だけど、記憶を失っているので何も覚えてないわけです。街も人も……。
なので回生の祠を出て出会ったハイラル王を「なんだこの爺さん」と思うのも、
パラセールだけさっさと渡して欲しいと思うばかりに王を無駄に殴ってしまうところも、
はじまりの台地を出てはじめて辿り着いた馬宿でホッとするのも、
全部リンクも同じ気持ちでいるんじゃないか? と錯覚してしまう……というか。
リンクが無口なので余計にそう感じてしまいますね。
なので、マップが作り込まれているのも相まって「世界を旅している」感が今迄のどのゲームよりも強かったです。
■進め方が自由なシステム
はじまりの台地では何やらないといけないか決まってますけど、そこから出たら南にいこうが北に行こうが台地に留まろうが自由です。
ブレワイをプレイしているとしばしばワンダと巨像を思い出すんですが(シームレスで馬に乗れて剣と弓を使えるので)、あのワンダですら倒す順番が決まっていたのに、まさかの完全なる自由……とは………。
いくら自由なゲームでもはじめからラスボスに挑めるのはそうそう無いというか、自分はクロノクロスの二周目でしか見たことなかったので衝撃だったのと共に、いつもだったら必ずある「ナンデこの先に行けないの!?え!?なんで戻っちゃいけないの!?見えない壁ェェェ!!!アイエエ!!ニンジャ!!ニンジャナンデ!?」という感じのアレがないのは本当にストレスフリーでした。(マップの端っこの島に行きたくてパラセールで挑戦しようとしてたことはあります)
とはいえ周囲の敵の強さ的には初めにカカリコ村方面に向かった人が多いんじゃないかと思います。私はそうでした。
二周目はもっと違う方法で進めてみたいですね。カカリコ村に行かずに世界放浪とか。台地出ていきなりラスボス挑戦もやってみたいです。
■グラフィック
とても綺麗!!!!!!!これはなんの文句もなしに綺麗!!!!!
■バトルシステム
武器に耐久値があって、0になったら壊れる……というシステム、今まで苦手だったんですが、ブレワイは「まあ無くなってもまた取りに行けばええしな」という感じで気軽に使えるとこが良かったですね。
あと普段だったら苦手なパリィやジャスト回避が少しは出来るように!! なりました!! そう、ブレワイは今まで自分が苦手だったアクションの苦手意識を払拭してくれたんだ。
簡単でありつつも多彩なバトル、アイデア次第でやたら強い敵にも簡単に勝ててしまうところ(そしてそのアイデアをひねり出すためにウンウン考えられるところ)がとても楽しかったです!!!!!
■音楽
シーンや状況によって途切れることなくシームレスに変化する楽曲、素晴らしかったですね………
バトル曲も普通のバトルなのか混戦状態なのかで変わるとこ、凄かったですね………
ガーディアンのトドメの爆発でちょうど気持ちよく終わる音楽、カッコよかったですね………………
クリアを期にネットに落ちてる楽譜を漁ってみたんですが、プレイしてる時は何も気づかなかったけどこの和音にこの音を混ぜるのか……とか、ここでこのトーンに落とすのか……みたいな、一般的な音楽よりも変則的な部分あるような感じがしたのがとても意外でした。音楽は専門外なので自分の浅い経験と感覚に留まる感想です。ピアノがメインなので多少揺らぎを持たせた方が全体的に綺麗にまとまるのかもしれませんね。良く分かりませんが。
因みに音楽が良すぎてサントラ買いました。毎日聴いています。
■キャラクターについて
嫌なキャラというのが本当に全然いないゲームでしたね。
でも夜になると現れるキースは嫌いです
というか女性メンバーが全員……素敵すぎませんか……????
ミファーとか、リンクのこと好きなのに気持ちも打ち明けずに「全部終わったらまた遊びに来てね」って!!!!
多分リンクのことが好きだからこそリンクの気持ちにも気付いていて、そしてゼルダのこともきっと……応援しているんじゃないだろうか……。
なんていうか……あの……良い子すぎる………。
カカリコ村のパーヤちゃんも真面目で……リンクへの気持ちをそっと心に秘めていたりとか……。
反応が可愛くてついついちょっかい出したくなりますね。パン一になったりとかね(やめろい)
ウルボザがゼルダのことを大切に想っているところが個人的に好きポイントです。
指パッチンかっこよすぎて震えます。
ちょいちょい現れるイーガ団もまあまあウザいけど憎み切れませんね。
あの、イーガ団のボスを倒した後にその後を追ってあの穴に落ちて死んだのは良い思い出です(思い出ではない)。
穴の下、何かあるのかなって思って………思ったら落ちずにいられなかった………。
ハイラル王もはじめてあった時は「なんだこのジジイw」って感じでしたし、ウツシエでゼルダを(おそらく愛ゆえに)叱責するのを見て「お、お前ーーーッ!」という気持ちでしたけど
日記見てね…………泣くよね………………そんなんアリかよ…………………
ゼルダは力に目覚めないせいで色々としんどい想いをしていて、苦悩しながらも賢明に努力するところに胸を打たれます。
そして好きなものを語るときにオタク特有の早口になるところがとても良いです。あれ、書いてて目から汁が…………。
はじめは劣等感からリンクに対して冷たい態度をとるけど、自分の過ちに気付いたらちゃんと行動と正せるところがとても好感が持てます。
結果的にリンクとは仲良くなれたけど、父親であるハイラル王とはすれ違ったままのお別れなのがかなり哀しいポイントですね。あの号泣ムービーは声優さんの迫真の演技も相まってかなり心に来ました。
そして窮地で力が覚醒したあと、強かに戦う決意をして一人で100年もガノンを押さえ続けた……リンクが来ることを信じつづけて……そんな事実知ったら助けに行かざるを得ない……ゼルダ……最高のヒロインだよ………。
あとムチムチなお尻と太眉が可愛すぎて禿げそうです。
リンクは、外見が今迄のシリーズと全然違うのに「リンクだ」と分かるのが凄く凄いなと思いました。これはゼルダに対しても言える話ですが。
はじめはサバイバルライフを楽しんでたり、お供え物のリンゴを盗んだり、ウツシエでポーズ取りながら楽しく自撮りするようなかなりウェイウェイなリンクだったのに、過去のウツシエとゼルダの日記などから浮き彫りになるリンクは無口な無愛想野郎で………ゼルダの日記にあるように、以前は「模範たれ」という教えの元で感情を抑えていたようなので、ウェイウェイしてる方が本来のリンクなのかなーという感じですね。でも根はすごく真面目なんでしょうね。喋らないのにこんなに好感の持てる主人公、いるか?(いるとは思います)
そしてウツシエの最後ですよ。「もう一度、彼女の笑顔が見たい」ってもう……君……!!!! 厄災ガノンに立ち向かう理由が世界救出ではなく「ゼルダの笑顔」というのが最高に漢です。男女CPクラスタ大歓喜のやつです。
そういえば身長はゼルダの方がちょっと高めなんですよね。そういうのとても良いと思います。
ゼルダは17歳(+100歳)なのが明かされますが、リンクは何歳なんでしょうね? 同い年か1~2歳年下だったらいいなと妄想しています。
■ラストバトルについて
厄災ガノン……どんだけ強いんだろうと思ってかなりドキドキしながら挑んだんですが、あの……白銀ライネルよりも……弱かったですね……………。四神獣のおかげでHP半分削れますしね……。
祠108個くらいクリアしてる&英傑の服の防御最大&マスターソードありの万全体制だったので負ける要素が無かったです。でもパリィはめちゃくちゃ失敗しました。
厄災ガノン倒して、まさかこれで終わりじゃないよな? と思ったら今度は場所を移して魔獣ガノン戦がはじまったのでやや安心しました。
ただワンダと巨像で騎乗戦闘に慣れている私の敵ではなかったです。ほぼほぼ騎馬民族です。(※但し巨大な的に限る)
しかし演出は……凄かったです……神懸っていた……というかあそこでメインテーマ持ってくるの………ずるくないですか!?!?
特に光の弓矢からの魔獣ガノンとの戦いの音楽の流れは本当に鳥肌が立ちましたね。
「いよいよ最終決戦」という感じのテンション上げてく序盤の四拍子、からの英雄リンクを讃えるような勇壮なオーケストラのメインテーマ、リンクの決意が滲むようなすさまじいピアノの副旋律、そしてとどめシーンで鮮やかにおだやかに締めくくられる この流れ……神懸ってる………。
今もうメインテーマ聴くだけで泣ける人間になっています。
だからこそもっと自分が弱い状態で苦戦したかったと思ってしまいました。そしたらラストの感動……もっと違っただろうなアアアア
祠攻略、せいぜい50くらいの状態で行けばよかったですね。
■エンディング
「私を……覚えていますか?」
これウツシエ一個も見つけてない状態だと「いえ、覚えてません。誰?」って感じになっちゃうんでしょうが、ウツシエ全部見つけたので「覚えてるよオオオオオオオオオオ!!!!!!!ゼルダァアアアアア!!!!!!」という感じでした!!!!!!
まだガーディアンの倒し方も分かってない上にハートも少ないのにウツシエ見つける為だけにハイラル城の裏手から忍び込んだのは良い思い出です(そしてライネルに殺される)。
ウツシエの中で絶滅危惧種だと語られていた「姫しずか」の花びららしきものが舞っているのが印象深かったですね。
最後まで見届けてくれた四英傑とハイラル王に胸がいっぱいです。
真エンディングが本当に見れるのかドキドキしてたんですが、ウツシエちゃんと全部見てたので見れました。
リンクがずっと見たかったゼルダの心からの笑顔の上に、「もう平気です」って……リンクの努力が全部報われましたね。すごいハッピーエンド!!!
リンクは世界を救いたかったんじゃなくてずっと姫の笑顔をもう一度見たかっただけですからね!!!!!!! めちゃ山登りまくって寄り道しまくってたけどね!!!!!!!
■総括
ブレワイは「勇者が囚われの姫君を救い、そして世界を救う」という太古の昔から語られていた(そしておそらくシリーズ伝統の)超王道ストーリーでありつつ、システムは革新的というとんでもないゲームでしたね。
しかもストーリーのメインを、流れとしては最も盛り上がるであろう100年前ではなくて100年後にしてしまう大胆さ……。
ゲームとしてはめちゃ正しい選択だと思うんですが、思いついてもなかなかやる勇気とか出ない組み合わせをドーン!とやってくれた……という感じがします。
そう、なんか「シームレスでどこからでも攻略できる」「ストーリーではなくシステムで遊ばせる」みたいなのって一歩間違えたらすぐクソゲーになりそうじゃないですか? うまく言えないけどその辺の組み合わせのバランスが上手いこと万人受けする形に収めたなってすごく思います。アクション得意でも苦手でも全力で楽しめるみたいなところとか。そして壮大で広い世界だけど雑に作られてるところが見当たらない……。 やべえよ……こんなんみんな大好きに決まってる……売れない要素が見当たらねえよぉぉぉ………。
あと冒頭で「リンクの旅を体験している」と感じる、と書いたんですが、ウツシエを見て過去にあった出来事やリンク自体のことを知るうちに「リンクの旅を体験」ではなくて「リンクの旅を応援」の形に変異して、ラストのエンディングでは完全に観客として楽しめた感じ(?)がすごく良い余韻に浸らせてくれました。はじめに完全に感情移入してるのでラストの感動もひとしおです。
■余談
デクの樹さまにゼルダが語った「リンクに伝えたいこと」、エンディングで聞けるか? と思ったけど聞けませんでしたね(き……聞けてないよね??)。
自分は愛の告白だと思ってるんですけど(CP脳なので)、その場面を描くのも野暮なので……という感じで省かれたんですかね……??
あるいは、あのウツシエの一連の流れですでに気持ちはリンクに伝わってるとして「もう一度、彼女の笑顔が見たい」がリンクの返事だととらえる……????
ドラマCDとか出て聞けたりしないかなと思う今日この頃です。
というかんじで!!!長かったですがこんなかんじの感想でした!!!!!最高に面白いゲームをありがとうの気持ちでいっぱい!!!!!!!!!!!!!!!
DLCの英傑達の詩? をまだやってないので、そっちも引き続きのんびり進めていこうと思います!!