ホワアアアンンンンン……あ、どうも私です。
最近更新してなかったのはこの記事のためでした。
以前からずっと気になってた風ノ旅ビト。プレイしました。神ゲーでした。
前記事でも書きましたがICOやらワンダやら好きな方はやって損はないかと。
あ、そうそう、IDはハンネそのままのmaruettaなので、エンディングで名前を見かけたら「あ、どこかにいたんだな」って思っててください。
プレイ記はネタバレあり(仕掛けとか)なので続きを読まれる方はお気をつけになってください。
あと例によってすごく馬鹿みたいに長いです。
そして、まだプレイしてないけど気になっている、という方。
これ読む暇あったら体験版やってください。
(※ストアでのダウンロード販売のみなのでお店に買いに行かないように注意をしましょう。)←あやうくやりそうになった
自分の財布とにらめっこして1200円で購入した初回プレイ感想です。
【Chapter1 遺跡】
体験版で遊ぶことのできる一番はじめのステージ。
気が付いたら、あなたは砂漠の中にいました。
ここからどのような旅をしていくのか、何を見て何を感じるのか、それはプレイヤー次第。
だいたいそんな感じのゲームです。
と、いうわけでこれから先の話は私がプレイした時のハナシなので、プレイした方によって物語は変わるかもしれません。とかそんなハナシ。
赤いマントを羽織った旅ビト(主人公とゆうより、自分の分身と考えた方が合ってる)は砂漠のど真ん中から歩き出さねばなりません。
とりあえず目の前に大きな砂の山が見えたので、一生懸命そこを登ります。
すると「風ノ旅ビト」のタイトルキャプションがあらわれます。
いよいよ旅の始まりです。
一生懸命砂場を登った後は、ズザザザザザーー、とかっこよく滑り降りて、なんだかよく分からないけど崩れかけた遺跡があったので登ってみます。
そこには光るシンボルがありまして、それに触れると旅ビトの後ろのマフラーがちょこん、と伸びました。
この時の後ろ振り返るしぐさがすごくかわいくて困る。
布の生き物がその辺を泳いでいるのですが、こいつの力を借りて旅ビトも飛ぶことが出来るようになります。
で、マフラーが長ければ長い程たくさん布の力を蓄えることが出来るので、光るシンボルに触れると飛距離を伸ばすことが出来ます。
その後はなんだかよく分からない壁画を見つけたりあと二つくらい光るシンボルみつけてマフラーが長くなったりマップの端に行き過ぎて強風(ゲームによくある見えない壁)に押し返されたりして遊びました。
赤いお札がたくさん泳いでいるところがあるのですが、そこで○ボタン(冒頭のホワアアアンンンンンの正体)押すと布さん達が旅ビトをワアアアアと押し上げて浮かせてくれるので楽しすぎて、このCapter1だけでありえないくらい遊んでしまいました。
このChapter1の終わりには白いマント旅ビトの像があり、そこでホワアアンすると像でない白マントの方があらわれて一声鳴きます。
すると巨大な壁画があらわれて、左から右に、物語が進行するように進んでいきます。
どうやらこのChapter終わりの壁画は、現在地から先の道がどうなっているのかを示してくれているみたいです。
ついでに今までの歴史みたいなものも描かれていて、プレイヤーの想像心をかきたてます。言葉がない分、あり余る妄想力を思う存分発揮できる良いゲームです。
そんなこんなでChapter2へ続きます。
【Chapter2 橋】
ところどころにある布をホワアアンして橋を出すステージ。
光るシンボル探したり、壁画が隠れているところを発見したりしつつ始めて私は目撃しました。
同じ赤いマントを羽織った、他の旅ビトに。
恥ずかしながらこの時、オンラインで他プレイヤーが出てくることを全く知らなかったので、NPCかと思って近づいてしまいました。すみません。
なんかホワアアアンしたらホワアアアンし返してくれたのでそうゆう設定されてるのかなー、面白いなー、と思って適当にさよならしました。
記憶が曖昧なのですが、失礼なことしてたら本当にごめんね。
とりあえず普通に橋を起動させて普通に次行きました。
【Chapter3 砂漠】
延々と砂漠が続いているステージ。
砂漠を歩いたり飛んだりしていると、また別の旅ビトさんに会いました。
けっこう旅ビトさん現れるんだなー、へー、としばらく観察していたのですが、ここで「あれ? NPCにしてはあんま動きが複雑すぎる気がする……」と気付き、他プレイヤーである可能性が頭の中を過ぎりました。
確かにそれだと、ダウンロード販売のみっての合点がいきます。
でもまだまだ私の中ではNPCかもしれない考えもぬぐいきれず、とりあえず他プレイヤーだった時のために失礼なことはしないでおこう、と思い進みました。
それにしても砂漠は広いです。
砂に足をもつれさせつつ適度に探索した後、白いマントを着たヒトの像の前まで行って瞑想し、布の生き物に乗せてもらって次のChapterへ。
【Chapter4 沈んだ都市】
キャホオオオイイイイ!! ソニックばりに気持ちいいとこ。
坂道をズザザザアアアとかっこよく滑り降りることでクリア出来ます。
進んでいくと夕日が拝めるのですが、その景色が綺麗なことこの上ありません。
あと音楽の盛り上がり方がすごくて好きです。
ってゆうかこのゲームの音楽どれも綺麗で好きです。
あと滑り降りてる間に15個のゲートを通るとトロフィーがもらえるみたいなんですけど地味に難しいです。
滑り終えるとそのまま崖から投げ出され、地下深くまで落ちていって白ビトの像の前で瞑想します。
なんとなくですが、回を増すごとに大きな白ビトさんが辛そうに鳴く気がするのですが気のせいでしょうか。
現れた壁画にはなんだか大きな生き物いますが風ノ旅ビトにはゲームオーバーとゆう概念はないと思われるので、気にせずサクサク次のChapterへ行きます。
【Chapter5 地下道】
水の中をイメージしたと思われるステージで沈んだ都市の次に好きなステージ。但し前半のみ。
魚をイメージした布の生き物や、クラゲや海草みたいな布の生き物がいてすごく綺麗なところです。但し前半n(以下省略)
後半になるとなにやら不穏な空気になり、しかも通路の両脇には変な蛇とか竜のような巨大な石の置物が列を連ねて置かれていたり、綺麗だった風景から物々しい場所になりました。
でもゲームオーバーなんてなさそうだし、気にする必要はありません。とか思っていたら突然の爆音にびびる私。
なにが起こったのかとゆうと、通路の一番奥に置かれていた巨大な石の蛇(仮)が雄たけびを上げて動き出し、泳いでいた布の生き物を目から出たビームで殺害してしまったのです。
そしてそのまま蛇(仮)はどこかへと飛んでいってしまいました。
なんだこれは。もっと平和なゲームじゃなかったのか、と取り乱す私。
何せ未だにIbをクリア出来ない小心者の私です。
怖い。怖いです。
しかしIbと違ってこのゲームには1200円既に投資してしまっています。諦めるわけにはいきません。
自分が操作する旅ビトの後姿に癒されながら、大丈夫、頑張れ、だってゲームオーバーなんてないはず、と自分に言い聞かせて進みます。
いえ、それが全然良くなかったです。
なんと進んだ先でまた布の魚が蛇(仮)に無残に殺害されてしまいました。
なんて奴なんでしょう。布の生き物に罪はないのに。
そして更に進んだ先で。
歩いている間の前から蛇(仮)がやってきたり。
なんか二匹目が出てきたり。
とりあえず逃げ込んだ土管の中から出られなくなったり。
奴を倒す方法があるのかどうかと思案し始め、出来ることを探してみましたがこいつホワアアンと布の力を借りて飛ぶことしか出来ません。
試しに土管の中から蛇(仮)にホワアアンしてみましたが、もちろん蛇(仮)はウンともスンとも言いません。
倒す方法はなさそうです。
でも諦めて隙を見て土管から抜け出して進んだら蛇(仮)はどっか行きました。けっこう簡単だったみたいです。
その後も二匹の蛇(仮)に待ち構えられたり追っかけられたりしましたが、なんとか無傷でクリアできました。
良かった。もうこんなステージ二度と来たくはありません。
安堵しつつ次のChapterに進みます。……ところでここでトロフィーが出まして、その内容が「地下道をスカーフ(冒頭で紹介したマフラー)を破られることなく忍び歩く」でした。あの蛇(仮)に見つかってたらスカーフ破られてたみたいです。ブルッ
【Chapter6 寺院】
実は途中で回線が切れてChapter4あたりから今までネット使わずにプレイしていたのですが、Chapter6は日を改めてプレイしてたのでここからネット回線繋ぎました。
そんなわけで久々に他の旅ビトさんがいますが実はまだNPC疑惑が拭いきれていませんでした。
他プレイヤーさんが仕掛けを先に解いていくのもイベントの一種かと思っていたりして。(今思うとほんと何故気付かなかったのかって感じですが)
ところでがここで、遂に私は出会うのです。
真ん中に立つ寺院の部屋の中、なんとなく瞑想して座っていたら他のプレイヤーの方が寄ってきました。
ふわんふわーんと周りをくるくるまわっていらっしゃいましたが、未だNPCかもしれないと疑っていた私は失礼にものそのそとお菓子を取りに行ってプレイ再開。
そのプレイヤーさんが近くにいる中、最後の仕掛けを解いたりして進むとなんか付いてきてくださってます。
そのまま最後の白ビトさんの像の前で一緒に瞑想。
今までの壁画が全部完成したみたいで、360度ぐるっと今までの壁画が連なってました。
この先、ようやくあの最終到達目標である山に行けるようなのですが、壁画を見るとものすごい吹雪に倒れる旅ビトさんの姿が描かれています。
その場所を見つめる旅ビト。
今までその山に行くと幸せになれる何かがあるから、そこに向かっているのかな? と思っていましたが、こんな辛い思いをしてまで、もしかすると死ぬかもしれないと分かっていてまで旅を続けるなんて、一体この小さくて赤くてかわいい生き物はどんな思いで進むのだろうとシュンとなってみながら最後のChapterへ。
【Chapter7 雪山】
どうあがいても最後のステージ、その名も雪山。
ところでまだNPC疑惑は拭い去っていませんでした。なぜならこのステージ、雪に体力を奪われるのか、ただ歩いているだけでスカーフに込められた布の力が抜けていってしまうのです(※普段は飛ばない限り溜めたままでいられる)。
ですが他の旅ビトに寄り添うことでホワンと光り、お互いの体温で温めあっているかのように力が元に戻るのです。
だからなんか、もしかしてこのステージでは寄り添って歩かないと駄目で、だからこのNPCさんはついてきてくれているのでは? とかゆうような疑惑があったのです。
いくら事前情報がなかったとはいえ今思うとほんと私アホですね。だから内定とれないんですね分かりm(以下省略)
でもようやく分かりました。
二人で風避けたり、山沿いを一緒に歩いているとき、この旅ビトさんは「こっちだよー」とか呼んでくれたり、私が風に飛ばされてどっか行ってもちゃんと待っていてくれました。
隠れた壁画情報教えてくれたり。
まさかそんなヒトがNPCなわけがありません。
あと山沿い行ってるときは私があの蛇(仮)に見つかって襲われちゃってごめんね。あれマジちょうこわかった。
そしてこの雪山、登っているうちに寒さで旅ビトの元気がだんだんとなくなっていきます。
「ホワアアンン」も「ホ」くらいしか言えなかったり。
いよいよ山の頂、豪雪吹きすさぶなか進んでいきますが、旅ビトはどんどん弱っていき、動きも遅くなっていき、目的地も見えないような状態になって旅ビトは尽き果ててしまいました。
い、イヤアアア(´;ω;`)
【The last chapter 山の頂】
チャプター名が見当たらなかったので適当に名付けてみつつ旅の終わりのステージ。
尽き果てた旅ビトは真っ白な場所に倒れていました。
今まで旅ビトを導いてきた何人もの大きな白ビトさんが尽き果てた旅ビトを見下ろしています。
そして、まるでそうなると決まっていたかのように旅ビトはすっかり生き返りました。
生き返ったという表現が正しいのかどうかは分かりませんが。
吹雪で擦り切れてしまったスカーフも元通りです。
旅ビトはそのままシャキーン、と光に包まれ、そして思いっきり空へと飛びました。
飛んだ先には、今までずっと目指していた山の頂がありました。
もちろん雪山で同行していた旅ビトさんも一緒です。
山の頂は豪雪地帯じゃなくて、まあなんというか、いわゆる天国とかゆう表現が一番近い気がしますが、とっても綺麗なところです。
今まで出会った様々な布の生き物が、生き生きと辺りを泳いでいる中、二人の旅ビトは更に頂上を目指して飛びました。
今までで一番自由に飛べる場所で、なんか色んな苦労が報われたような気がしました。
そうして優雅に飛んできた二人はスカーフの力を失い、頂まで最後の短い旅路を共に歩きました。
もうなんというかね、ゲームでただ一緒に行動してきただけ(しかもChapter6の終わりから)と言えばそれまでかもしれませんが、でもその中には言葉は無いけど様々な気遣いがあって、全然知らないヒトだけどなんの因果か一緒に旅することになって、そして今、一緒に旅の終わりを迎えようとしている。
自分でもなんだかよく分からない正体不明の感動と、そして一緒に旅をしてくれた旅ビトさんにたくさんの感謝を込めて最後は「ホワ」ばかり言ってました。
「ホワ」って言ったら「ホワ」って言い返してくれるのが嬉しくてホワホワ祭り状態に。
それでも最後は黙って山頂の光の中へ。
旅ビトのただ一度きりの生と、ただ一度きりの出会いにひたすら感動しました。
なんだか人一人の人生を味わったような気分です。
旅を終えた旅ビトは光の中へ消えていくと、山頂から流れ星になってこの世界を巡りました。
厳しい雪山、幻想的な寺院、薄暗い地下道、夕日に沈んだ都市、広大な砂漠、出会いの橋。
そして、始まりの遺跡へ辿り着いた魂は、幾度目かの旅路をまた始めるのです。
一度きりの生と、一度きりの出会いを。
言葉は無い。砂と流れる。心で繋がり、自分に出会う。
どこまでも広がる砂の世界。
かつての文明を感じさせる遺跡。
言葉の無い世界で、
どこかにいる“誰か”と心で触れ、
自分を感じる時間。
目の前に現れる環境に身を委ね、
目的も理由も創り出す、
自分にしかないストーリーを。
(※公式サイトより引用)
……プレイして感じたことを文章に起こすとだいたいこんな感じ。な、なげえ
最近小説もどきを書いているせいか文章もそれな感じになったような。なんか色々すみません。
後日壁画の内容に関して勝手に色々と考察を始めるかもしれませんが生ぬるく見守ってください。
こんな長い文章を読んでくださってありがとうございます! あなたに最大級の感謝を! ホワ!