NOTE - no.ACIOLA

no.ACIOLAのNOTEです。近況や創作情報等。

チャリ200km漕いできました。

 こんばんは。マルエッタです。

 

 二週間ほど前の話ですが、会社からもバッサリ切られたしフリーだしロングバケーションだしこんな機会なかなか無いから旅に出よう、と思ってチャリ漕いできました。

 

 そんなわけで旅の記録をしておきます。ものすごく超長文なのでたたみます。

 

※画像が多いので重いと思われます。

※グダグダなので飽きたらブラウザバックしたってください……(:D)rz

 

 

 まず私の装備。

 

 服は高校生の時制服としてた白いシャツ(洗う事になっても乾くのが早い)と黄土色のカーディガン、普通のジーパン、普通のスニーカー。

 始めてのチャリ旅なのでこれで十分だと思った。

 

 その他もろもろの荷物も普段使ってる鞄に詰め込みました。

 

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 タオルにまさかの時の為の非常食(カロリーメイト・キャラメル)に洗濯バサミに歯磨き・洗顔セットに筆記用具にスケッチブック(使わないだろうけど念の為)に軍手にバンダナにパンク修理キットにシップに絆創膏に雨合羽に何かと便利な買い物袋に、そして九州ロードマップ。

 

 現金とかは肌身離さないほうが良いと思って腰に付けてました。

 

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 疲れるのでバター飴、リップクリームと日焼け止めと財布。

 え? なんか変だって?

 

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 まさかの手作り財布。

 実は長財布しか持って無くて、折りたたむ財布を探してたのですがどこ行っても売ってないんですよね。さすがいなk

 どうせ職もなくて暇だったのでもう履かないブーツ切り裂いて手縫いでチクチクしました。何気に裏地も付いてます。白と水色のボーダーの。腰に付ける分軽くてチャリ旅にはこれ以上ない程の軽量化財布です。

 

 しかしどう考えても使い辛いし何より恥ずかしいことこの上ないので途中どこかで買う予定で持って行きました。

 

 愛車、ではなく愛チャリの画像は無いのですが、ごく普通の27インチギア付チャリで赤いボディです。

 要するにこんな格好。

 

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 買い物行くときと変わんねえ。

 もう少しそれらしい服装したりせめて手袋してたり、荷物も寝袋積んだりしてれば「お、こいつチャリ旅してるな」って感じなのですがホムセン行っても手袋ないわ寝袋(緊急用)ないわでいつもどおりに。

 もしどうしても必要になったら旅先で買おう、何日行くかも分からないし、そんなこんなで準備終了。

 

 

2012/4/12 10:00

 

 そして迎えた出発の日。

 本当は8:00くらいに出発する予定だったのが色々あって遅れました。

 

 着替え詰め込み忘れてたことに気付いて詰め込みなおしていざ。

 小学生の頃から憧れていたチャリ旅に 私は ゆく !!!!!

 

『プルルル、プルルル』

 

 その時。会社から電話がかかってきた。

 

「はい。マルエッタですけど」

「ああ、もしもし。4日後に退職の手続きしたいから会社に来てくれる?」

 

 oh。

 何日行くか分からなかったチャリ旅に終わりを設定されてしまいました。ってゆーか28日に来いって言ってたのに。それまでは自由だと信じていたのに。

 

 ここまで準備して行く気満々なのにじゃあ旅立ちは4日後に……なんてことは出来なかったのでそのまま決行しました。

 

 とりあえず佐賀方面に行こうと決めていたので、中継地点として久留米市街地を目指しました。

 漕ぎ続けること、2時間。平坦な道だったので特に疲れはありませんでしたが、ちょっと気になっていることがありました。

 

 舗装されてる道路でもデコボコ道って、結構多い。

 

 チャリって端っこ走らないといけないし。せっかくの広い歩道でも車道に比べるとやっぱりデコボコしてるし。

 万一パンクした時はもう仕方ないとしても、空気入れあると安心だな……出来れば小さくて携帯出来るやつ。

 

 そう思っていた矢先、ちょうどホムセンを通りかかったので空気入れを購入しました。

 そんなこんなで久留米市街地突入。

 

 六角堂広場で買っておいたパンをかじりつつ、ここで初めて地図を開きました。

 一気に旅してる感が漂ってきます。ちょっと自惚れます。

 

 佐賀市に出るには、264号線をひたすら西へ進めばよいようです。

 なるほど理解した。佐賀へ向かって西へと漕ぎ出す私。

 

 まさか初っ端から道に迷うなんて。

 

 大きい道路に出るはずが普通に住宅地に出てしまった。い、いや、でも方角は合ってるんだし。まだそこまで外れてないし。

 しばらく走ると交通整理のおじちゃん(ちょっと暇そう)に出くわしたので思い切って聞いてみました。

 

「すみません、お尋ねなんですけど、佐賀市ってこっちの道で合ってますか?」

「え? ああ、この先右に行って橋を渡ってずっと向こうだよ」

「あ、こっちで合ってるんですね! ありがとうございます」

「ずっと先だよ。20kmくらいあるよ?」

 

 言われてみたかったんだ、その一言。

 こう、本当に、え? チャリで? 行くの? みたいな。優越感に浸りつつ進みます。

 

 しかしまだこれは序章にすぎなかった。

 

 おっちゃん(ちょっと暇そう)に言われたとおりに漕ぐと、橋が見えてきました。

 よし、これを通れば良いのか。方角も確かにこっちでオッケー。

 

 右手に大きな筑後川を見据えつつ進みました。

 この道が、こう、すっごく、良い。

 

 天気が良くて、川が流れていて、菜の花が咲いて、ゆっくりで。

 最高のサイクリング日和です。車も比較的少ない。

 

 ただ、実は翌日天気が悪くなる、なんてこともあり西からの風(向かい風)が吹く日でした。負けません。

 どっからが佐賀市なんだかイマイチ良く分かんない中、ただひたすら平和なその道を進みます。

 

 そうしていくらか経ったでしょうか。

 んー、なんていうか。

 

「どっちかっていうと、いつの間にか南に向かってね?」

 

 筑後川沿いに平和に走ってたらこれだよ。しかも風めっちゃ強くなってきたし。ビュービュー吹いてるし。疲れたし。

 休憩がてら地図を見直しました。

 

 地図を見てみると、確かに筑後川は途中から南下している。どこかで川を渡らなくてはいけなかったのだ。

 そういえば、確かに途中で分岐点があったような……。

 

 とは言え、今から戻るなんて事は出来ません。自転車漂流講座の著者も仰っていました。進むことより戻ることの難しさ。

 

 まあしばらく進めば渡る橋くらいあるだろう、と思って進みました。自分のマイペースな性格ってこんな時役に立つ。

 

 ちなみにこの時、佐賀県に入ったことを知りました。

 

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 間違ってはいなかった、道。

 

 しかしサイクロメーターはあった方が良いなと心から思いました。2000円弱も出す気になれなくて買わなかったのですが。

 初めて30km以上チャリ旅するって時にはあった方が絶対心強いと教訓。

 

 しかし、どえらい長い、道。車で走れば多分あっという間な、道。

 何時間も延々と続く道。

 向かい風もあいまって疲れと不安が募る中、ついに、ついに!!!!

 

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 14:10。

 よ う や く 264号線の表示を 発 見 !!!!!

 

 ふとももはどえらい疲れましたが希望が見えました。

 また、橋の上から眺める筑後川がわりと雄大です。

 

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 ちょっと頑張って良かったです。

 

 風が強いのも道が長いのも相変わらずですが、264号線に出た以上迷うことはない、はず。

 だいぶ気分が楽になりつつ、西へ。

 

 ところで私、一日目の区切りとして目指していた場所がありました。

 武雄温泉です。

 

 居住地からだいたい7、80kmくらいの地点で、距離的にちょうど良いかな、というのと、どうせ筋肉痛ひどくなるんだから温泉には入れた方が良いな、というのがあって。

 

 しかし、まだまだ距離は倍以上あります。向かい風もひどいし、ちょっと無理そうかもしれません。

 でも佐賀市で一日目を終わらせるにはちょっと早すぎる気もするし。とりあえず進めるとこまで進むとかいうアバウトな計画立ててみます。

 

 そしてここからが長い一日目。

 

 とにかく西へ向かって漕ぎ続けた。ここから先が佐賀市街地、という標識を見つけて走ったけど一体どこが市街地だったのかもイマイチよく把握出来ないまま進み。

 4時くらいにカレーを食べてみたり。

 ひたすらただ進んで思ったこと。

 

 とてつもなく、足が、痛い。

 

 とにかく痛い。

 

 筑後川沿いで迷ったのと、そこで受けた向かい風が相当、効いている。

 

 しかしわけもわからぬまま佐賀市街地も抜け、気軽に休憩出来るような場所もなく。

 これは走り続けるしかない。

 ってゆうか「公園」って標識はたびたび見かけるのですが、なんか横道にそれる勇気がなくてそのまま進んでしまいます。これはすごいマジック。

 

 そして、たまに見える「武雄市 三十数キロ」の標識。

 なんか頑張ればいけそう。

 

 すでに夕方だから、武雄市に到着するのはもしかして、夜の7時過ぎくらいになるのかも……と思いつつ進みました。

 途中、何度も「どこかの公園で寝転がれたら……」とも思ったけど、そんなことしたら母の鬼の形相が待ち構えています多分。まあばれなきゃいいのですが。

 

 実はチャリ旅自体猛反対されるだろうと思って黙って出てきた私でした。もしもの時に備えて手紙だけ残して。でも良い子はちゃんと親を説得して出てきましょう。20歳過ぎてももしもの時は親の世話になるので。

 

 とにかく初心者にはキツいチャリ旅ですが、こんな光景見れるとすっごく嬉しいです。

 

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 この時、18:41。

 

 チャリ旅終えてこの写真見ても「あれ? こんな淡白な夕日だったっけ?」と思ったのですが、はんぱなく疲れて見た夕日は10倍くらい綺麗に見えました。本当です。

 苦労すればする程、世界は美しく見えるようです。だからみんな初日の出は山に登るんだね。得心した。

 

 夕日に背中を押してもらいながら、走って。

 ようやくこの標識に出会いました。

 

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 19:22。出発から9時間弱。武雄市入りを果たしました。

 やったよ。やったよ。

 

 さて、ここから武雄温泉を探さねばなりません。

 でも詳細な地図はいまいちよく分かってません。どうせ武雄市入りしてからが長いんだ、と思ってしばらく進んでから、遂に携帯の地図検索機能使いました。

 

 それによると、あと3kmくらいあるということ。

 

 正直もう100m進むのもイヤアアアな状態でしたが進みました。足痛いよ。

 でも、きっとこの状態で温泉浸かったら……最ッッ高だろうなああああ……。

 

 温泉という原動力が私を前へと進めます。

 そして8:30、くらい。(だったと思う。あやふやな記憶)

 

 ようやく武雄温泉通り、到着。

 

 ひたすらに長かった。

 きつかった。

 

 ところでこの辺り、ユースホステルがあるとか聞いてました。手近なお店で店じまい作業してるおっちゃんに聞いてみます。

 すっごく親切に教えてくれました。

 

「すいません、この辺り、ユースホステルがあるって聞いたんですけど」

「あー、それだったら反対側に3kmくらい進んだ所にあるねー」

「3……km……ですか……」

「ちょっと登ってかないといけないねー」

「あああ……そう……ですか……」

 

 3km。登り。きつすぎる。もう無理。

 

「この辺だったら奥と手前の方にホテルあるけど、多分手前の方が安いんじゃないかなー。4千いくらくらいだったかな。聞いてみるといいよ」

 

 なんて親切なおっちゃんなんだ。どっちが安いとか。詳細な値段まで教えてくれるなんて。さすが観光地の人。おっちゃんありがとう。おっちゃん大好き。

 

 フロントの人に聞いてみたら確かに4千いくらでおっちゃんが言ってたのと同じような値段でした。もう即決でそのホテルに決定。おっちゃんまじありがとう。

 

 部屋に着いたらすぐベッドにダイブして30分くらい返事が無い屍状態しました。本当に疲れた。

 もはや温泉に行くのも躊躇われるくらいの疲労でしたが、今入らずいつ入る。その為に自転車漕いできたんじゃないか。と奮い立たせて入った温泉は格別でした。なんて癒される温泉なの。見知らぬおばちゃんとほのぼの話しながらお湯を堪能。

 そして温泉行ったらもう一つ、どうしてもやりたいことがありました。

 温泉と言えばただ一つ。そう。

 

 コーヒー牛乳、一気飲み。

 

 牛乳ビンに入ったコーヒー牛乳、美味いよね。

 それをこの日ようやく叶えることが出来ました。我が21年の人生、一片の悔い、なし。

 

 そしてコンビニで軽くご飯を食べて、歯磨きして就寝しました。

 ところで歯磨きしてうがいした時、口をゆすいだ水がピンクになって出てきたのですが、これは、一体……?

 

 

 4/13 10:00

 

 やっぱり出発は10:00。朝シャワーやりたがるのがいけないのかもしれない。

 さて、今日は予報通り朝から雨です。レイニーデーです。雨合羽の登場です。

 ところで私は昨晩からずっと嫌な感じがしていました。

 

 確か昨日の朝「着替え入れるの忘れた」って言って鞄の中引っくり返さなかったか。そして全部入らなくて「まあ雨合羽は鞄の中に入れなくても後ろのカゴに放り込んどけばいいか……」ってやらなかったか。

 

 ……うん。

 やはり雨合羽を忘れた。

 

 今日は13日の金曜日。何かあると思ってたんだ。コンビニに行けばカッパはあるけれど。

 525円とかしました。とんだ出費だよ。 

 

 どこか抜けてしまう自分に嫌気が差しながら、今日から向かうのは長崎県佐世保市

 佐世保バーガー、きっとこんな状態で食べたらとっても美味しいと思うんだ。

 

 筋肉痛は残っているけど、多分大丈夫。ここから34号線を西に進み始めよう! よし行こう!

 

 

 

 ……30分後。

 私は何故か元来た道を戻り始めていました。

 

 実はものすごい坂にぶちあたって。

 そこで足の痛さに改めて気付いて。

 

 例えるなら、RPGで「ストーリー的に今行くダンジョンじゃないけど、将来ずっと後に来る事になるダンジョンでめっちゃ敵強い」みたいなとこで、要するに「お前にはまだ早い」と言われているような気がして。

 

 時間があるならあの手この手で挑戦したりするんですけど、私には4日後という制約があって。とても帰れる気がしなくて。

 

 引き返しました。

 なんか佐世保バーガーは途中のお店にも売ってたし。そこで食べよう。そしてゆっくり寄り道して帰ろう。鳥栖の方に寄ってみたって良いし。そうしよう。

 

 はじめてにしてはとても頑張ったと思う、んだ。

 そして猛烈な準備不足も痛感しました。

 

 寝袋。やはりあった方が精神的に楽でいい。

 自転車のサドル。ケツが痛いのでやわらかくしといた方がいい。

 サイクロメーターもやっぱり欲しい。

 マスク。排気ガスで喉が痛いので装備した方がいい。

 忘れた雨合羽。やはり安いのはフードがすぐ飛ぶ。

 帽子。被っといた方が良い。

 手袋も欲しい。

 そしてメガネ。サングラスしたいからコンタクトに変えたほうがいい。

 

 そんな諸々があり。

 

 私は34号線を東へ逆走しました。

 

 

 途中で鳥栖市佐賀市の分岐点があるので、そこまで道筋を考えながら行こうとゆっくり戻っていたのですが。

 パラパラと雨が降り始める中、佐世保じゃないのに佐世保バーガー売ってるお店に入ってお昼を済ませてまたしばらく東へと進んでいると。

 

 

 雨がどんどんひどくなってきまして。

 

 

 上に述べたようにフードはすぐ後ろに飛ぶしメガネがぬれて前が見え辛いし。

 片手でフード飛ばないように抑えて走ってもちょっと危ないな、と思ってコンビニの軒先に避難しました。

 

 ところで私が洗濯ばさみを鞄に忍ばせていたのをご存知でしょうか。

 まさかこんな用途で使用することになるとは思わなかったのですが、フードの両脇を内側でしぼるように洗濯ばさみで挟むことで、アラ不思議。

 フードは飛ばなくなりました。ちょっと恥ずかしいけど。めでたしめでたし。

 

 ここで、どうせまた濡れるのは分かっていつつメガネを裾で拭いてみたら、何故だか袖がピンクに染まりまして。

 昨晩のうがい水がピンクだったことと共に、以前テレビで「実はガソリンってピンク色」だと言っていたことを思い出しました。

 

 もしかして車の排気ガスだったのでしょうか。いや、排気ガスなら黒くなりそうなんだけど。

 とにかく、あまり良いものではないようです。やはりマスクは必須でした。

 

 雨は走ってる内に徐々に収まってきて、ぬれたズボンも走ってる内に乾いてきました。

 そうこうしてる内に佐賀市に到着して(鳥栖市への分岐点見誤った)、このまま久留米市へ向かっても良かったのですが、せっかくなので佐賀市街を散策してみることに。

 

 佐賀市ってあんま栄えてなさそうとかいうすごい失礼な先入観を持っていたのですが、そんなことはありませんでした。

 逆に色々お店はあるし、安いスーパーはあるし、すごく住みやすそうです。すごく気に入りました。

 

 就職地の候補が広がりました。佐賀市民さんすみませんでした。(でも求人あるのかどうかはしらなi)

 

 あと佐賀城があるとかロードマップに書いてあったので行ってみました。

 

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 佐賀城本丸だそうです。写真は入り口方面ではなく本丸の背後。

 なぜ正面から撮らなかったのかというと、草むしりをしている方々がいて撮りづらかったので。

 

 内装も心行くまで見たかったのですが、当たり前だけど土足禁止だったので断念しました。ズボンは乾いたけど足はズブ濡れのままなんだ(´・ω・`)

 

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 桜も咲いてました。綺麗です。

 

 後はスーパーに入ってようやく理想の折りたたみ財布に出会ったり2時間くらい自転車漕いで周辺ブラブラしたりして、近場でホテル探して就寝しました。

 因みに夕飯は外食するか買ってくるかで悩みに悩むこと2時間、結局あまり良いお店も見つけられずにお持ち帰りのカツカレーを買ってきました。行きもカレー食べて帰りもカレーなんて私どんだけカレー好きなの。

 

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 ご飯増量してもらって何気に1000円もしたとか。

 

 

4/14 10:00

 

 やはり出発は10時。会社へ行くのは2日後なのでまだ時間はあるっちゃあるのですが、なんかそわそわしてしまうので今日居住地へ帰ることに。

 

 本当に短い期間で短い距離(予定より)だけど、終わるとなるとすごく寂しいものでした。

 次は装備をちゃんとして、もっと遠い距離にも挑戦してみたいなあ。

 

 出来れば九州一周とか。

 そういえば去年、車で一人旅してきたとかいう若いにーちゃんにナンパ(語弊あり)されたのですが、話によると鹿児島の方に最南端Tシャツとか売ってるそうです。

 思えばこの時一人旅したい気持ちが再燃しました。ナンパっていうとすごい嫌な感じだけどそのにーちゃん自体は良い人でしたよ。元気にしてるかなあ。

 

 話をチャリ旅に戻します。

 今日はそれなりに晴れてて、行きで迷った264号線は相変わらず最高のサイクリング日和でした。筑後川良いですね。筑後川好きになりました。

 あまりにも雄大すぎて脳内でハッペルベンのカノンが流れます。私の脳内BGM、場に合わせすぎる。

 

 そして進むこと3時間ぐらい、だったと思う。

 

 ようやく久留米市街に到着。

 ここまで来るともう帰ってきた感がめちゃくちゃする。

 

 でもまだ居住地には帰りたくない。ギリギリまで良い旅夢気分を味わっていたい。

 そんなわけでカラオケ2時間してました。無駄な出費\(^▽^)/

 

 そうそう、帰る途中で道の駅に寄ってみたのですが、その閉店間近の道の駅の自転車置き場で私は衝撃の光景を目の当たりにしました。

 

 人目を憚るように座り込むおっちゃん。

 その手元にあるのは鍋。そして。

 

(自転車漂流記にも載っていた小型ガス……では……ッ!?)

 

 そう、このおっちゃんは自炊しながら旅をしているようなのです。

 男だったら一度はやってみたい。私も親が反対しなければやってみたい。男だったら絶対やってる。

 自炊しながらの一人旅。

 

 生で見れた感動、はんぱない。ある意味初めて見た生の旅人。

 しかし帰路につくおばちゃんの視線はなんとなく冷たい。

 

(ヤメテッ! そんな目で見ないであげてッ!!)

 

 なぜか私が悲鳴を上げる。

 

 好奇心から話しかけたい衝動にも駆られて後ろからチラッチラッと見てみるけど会話が続く自信がなくてトボトボと私も帰りました。

 でもやっぱり話しかければ良かったと後悔。おじちゃーん! 今日の晩御飯なんですかー!?

 

 

 そして19:00過ぎ。

 

 チキンな上にグダグダな私の旅も無事に終わり、家に帰ったら実家に電話してチャリ旅に行ってきたと報告して死んだように12時間眠りました。

 とりあえず尾てい骨が痛い。

 

 2泊3日の感想としては、チャリ旅、絶対一度は、やっておいた方が、良い。

 っていうか私がまたやりたいと思っている。今度は装備も完璧にして。時間も確実に余裕を持って。

 出来れば失業して暇な今の内に……(:D)rz

 

 まあ正直「こんな距離、電車や車だったらあっという間なのに……」と思い始めると物凄い空しくなってくるのですが、電車や車では絶対に味わえない感動が待っているということを身をもって学びました。

 まじでクセになりそうです。

 

 寄り道含めると多分200kmくらいになってるんじゃないかなー、と思いつつ、駆け出しサイクリストに片足くらい引っ掛けることが出来たのではないでしょうか。

 出来れば山登りとかもやって体力付けて改めて挑戦したい、となんだかアウトドアに転向しかけつつ、とりあえず就職活動の方頑張ります。

 

 

 以上でチャリ旅記は終了です。

 長文なのにここまで読んでくださった方、ありがとうございました!